3つのホルモン
身長を伸ばすためには、3つのホルモンが関係しています。これらのホルモンとそれらの働きをご紹介します。まず、3つのホルモンは、成長ホルモン、甲状腺ホルモン、そして性ホルモンです。まず、成長ホルモンと甲状腺ホルモンは身長を伸ばす働きが強いですが、性ホルモンはその逆の働きをします。詳細に関しては今からご説明します。
まず、成長ホルモンは、身長を伸ばす効果があり、これが一番有名なホルモンです。このホルモンは脳の底の部分あたりにある脳下垂体から分泌されています。そして分泌された成長ホルモンは肝臓に移動し、肝臓でIGF-Iといわれる物質をつくります。そして血液中に放出します。血液中にこれらの物質が増える事で、骨や筋肉だけでなく、内蔵などの成長を促します。そしてさらに、成長ホルモンは骨端軟骨部分で直接IGF-Iを作り、成長を促進したりもします。直接働くという意味ではとても大切なホルモンです。
次の成長に関係するホルモンは甲状腺ホルモンです。これはのど仏あたりにある甲状腺から分泌されるホルモンです。甲状腺はとても敏感で、特に女性に甲状腺の異常による病気になる人が多いです。さらに、この甲状腺ホルモンは脳下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモンによって調節されています。そして甲状腺ホルモンは骨だけでなく、体の新陳代謝全体を調整しています。例えば、甲状腺ホルモンが異常に働くと新陳代謝があがりすぎたり、逆に動かないと新陳代謝が急激に遅くなったりします。
そして、性ホルモンは成長を阻害すると言われています。例えば、男性の場合は精巣、女性の場合は卵巣から分泌されますが、性ホルモンが体の成熟を促進させてしまいます。このため、成長期から早めに成熟期に入ってしまいます。すると成長ホルモンなどの分泌に影響があり、早めに身長が伸びるのも停止してしまいます。